1対多の通信(メーリングリスト・ネットニュース)

あなたが1対多の通信をする時には、メールに関する全てのルールも常に運用しなくてはなりません 1対1の通信の場合よりもはるかに多くの人を傷つける可能性があることを考慮に入れておけば 結局、1つのメール・メッセージや投稿で多くの人と通信することと、1人の相手と通信する事とは とてもよく似ています。したがって、あなたのメッセージの読者について、出来るだけ多くの 事を知っておくのは、とても重要な事です。    

3.1 利用者のガイドライン

3.1.1 メーリングリストとネットニュースの一般的なガイドライン  
□あなたが何かを投稿する前に、1〜2ヶ月の間メーリングリストとニュースグループの両方を 読みましょう。これは、あなたがそのグループの文化を理解するのに役に立ちます。  
□システム利用者の行為に関して、そのシステム管理者を非難してはいけません。  
□多くの読者があなたの投稿を読むということを考えましょう。その中には、あなたの現在の、 あるいは将来の上司がいるかもしれません。あなたが書く内容に注意しましょう。メーリングリストも ニュースグループもしばしばアーカイブになり、あなたの言葉が非常に長い間多くの人々がアクセス できる場所に保管されているかもしれないという事も覚えておきましょう。  
□ある人の発言は、その人の個人的な意見であり(特に明示していない限り) その所属組織の見解ではないものと考えましょう。  
□メールもニュースもシステム資源を消費するものであることを覚えておきましょう。 その利用について、あなたの組織が定めているかもしれない特別な規則について注意を払いましょう  
□メッセージや記事は、簡単で要領を得たものでなければなりません。的外れの話題を さまようことなく、脱線する事の内容にし、単に他人の誤字脱字を指摘する為だけにメールや 記事を送ったりしてはいけません。これらの行為は、他のどんな行為よりも明白にあなたが 未熟な初心者である事を示してしまいます。  
□サブジェクト(題名)の行は、そのグループの規則に従って書かなければなりません。  
□偽造やごまかしは、承認された行為ではありません。  
□広告は、ある種のメーリングリストやネットニュースでは歓迎されますが、その他の メーリングリストやネットニュースでは嫌悪されます。これは投稿する前に読者が知っておく、 ということのもう1つの例です。完全に話題から外れた頼まれてもいない広告を出せば 確実に多数の嫌がらせのメールがあなた宛に届く事になります。  
□あるメッセージについて返事を送ったり投稿する時には、必ず先頭にオリジナルの要約を書くか 状況を伝えるのにちょうど十分な量のオリジナルの文を引用として含めましょう。 これであなたの返事がどこから始まるのかを確実に読者に理解させれます。 特にネットニュースでは、記事があるホストから他のホストに次々と配送されるため、オリジナルが 届く前に返事が先に届いてしまう事もあります。状況説明を与える事は、全員に役に立ちます。 ただし、オリジナルの全文を含める事はしてはいけません。  
□繰り返しますが、あなたのメッセージにつける書名を必ず持ちましょう。 これにより、ヘッダ情報をはぎとってしまうメーラーやニュースリーダーでも、あなたの連絡先の 情報は消されないので確実に残るようになります。  
□あなたがメッセージや記事に返事するときには慎重に行いましょう。しばしば返事のメールや 記事はもとの記事のあったアドレスに返送されますが、多くの場合、それはメーリングリストか ニュースグループのアドレスです。個人的な返事をとてつもなく多くの人に送りつけ みんなを困惑させてしまうかもしれません。最も良い方法は(個人的な返事を書くときには) 「返事を書く(reply)」機能に頼らずに、宛先アドレスを自分でタイプする事です。  
□配達証明、不着時の情報、休暇中自動応答プログラムは、完全に標準化しているものではなく インターネットメールに接続されたシステム間を経由する上で完全に信頼できるものでもありません。 これらはメーリングリストに送信する時には侵略的ですし配達証明はプライバシーの侵害であると 考えている人もいます。要するに、これらは使ってはいけないということです。  
□個人当てのメッセージをメーリングリストやニュースグループに流してしまった事に 気が付いたら、相手とそのグループにおわびのメールを送りましょう。  
□自分がある1人と意見が一致しないことに気が付いたときは、メーリングリストやニュースグループに メッセージを送り続けるのではなく、個人的に電子メールで返答しましょう。 そのグループが何がしかの関心を持つかもしれない点を討論しているならば、あなたは彼らの為に あとで要約をしてあげても良いでしょう。  
□フレーム戦争(感情的論争)に巻き込まれてはいけません。火のつきやすい記事には 投稿してはいけませんし、返答してもいけません。  
□返答に対して、もはや必要のない返答でしかないメッセージや記事を送ることは避けましょう。  
□等幅フォントや図は慎重に使いましょう。これらは他のシステムでは異なって 表示されるでしょうし、同じシステムでもメーラーによって表示が異なります。  
□様々なニュースグループやメーリングリストが、様々な趣味や話題を議論するために 用意されています。これらは生活様式/宗教/文化の多様性を表しています。 あなたが反対意見を持つグループに対し「あなた方の考えには反対だ」という攻撃的な メッセージや記事を投稿する事は受け入れられません。 性的、人種的嫌がらせのメッセージは法的に問題になるかもしれません。 攻撃的な項目があるかどうかフィルタして探し出せるソフトウェアも利用できます。  
□日本では一般にサブジェクトに日本語文字を用いる事は歓迎されていない事を 覚えておきましょう。システム環境によっては、サブジェクトの日本語文字が正常に表示 出来ない場合があります。初めて相手にメールを送るときや、グループに送る場合には 注意しましょう。英語かローマ字を使いましょう。    

3.1.2 メーリングリストのガイドライン

インターネット上にどんなメーリングリストが存在していて、どう参加したら良いのかを知る方法は いくつかあります。あなたの組織が、メーリングリストへの加入と投稿について、どんな方針を 定めているのかを確実に理解しておきましょう。 一般に言える事ですが、インターネットで情報を探し始めるよりも先に、まず自分の組織無いの 情報を調べてみる事は常によい事です。インターネット・メーリングリストと参加方法を一覧にした ファイル群が news.answers に定期的に投稿されています。これは、各種の話題に関する メーリングリストを探す為の貴重な情報源です。  
□参加申請(subscride)、脱退申請(unsubscride)のメッセージは適切なアドレスに送りましょう。 いくつかのメーリングリストソフトウェアにはこれらをキャッチできる賢いものもありますが 全てを探し出せるわけではありません。メーリングリストがどのように機能しているのかを学び 正しいメールを正しい場所に送るのはあなたの責任です。非常に多くのメーリングリストが 「request」をつけたアドレスで参加脱退申請を受け付ける様に設定しているものの、 全てがそうしている訳ではありません。参加しようとするメーリングリストで使われている方式を かならず調べておきましょう。  
□自分が参加する全てのメーリングリストの参加申請メッセージを保存しておきましょう。 通常、その中には脱退方法と連絡先アドレスが書いてあります。  
□一般に、一度あなたが送ったメッセージを回収する事は不可能です。あなたのシステム管理者 でも、あなたが送ってしまったメッセージを取り戻す事は出来ません。 これは自分が書いたメッセージが本当に送信したいものなのかどうか あなた自信で確認しておかなければならないことを意味します。  
□多くのメールプログラムが持つ自動返信機能は内輪の通信には役に立ちますが メーリングリスト全体に送られたときには悩みの種になります。 メーリングリストから届いたメッセージに返答するときには、「Reply-To」アドレスを調べましょう。 ほとんどの自動送信機能ではメーリングリストの参加者全員に送信します。  
□URL(Uniform Resource Locator)やFTP可能なバージョンの入手先を示せば済む場合には メーリングリストに大きなファイルを送ってはいけません。 ファイルを分割ファイルとして送りたいときは、そのグループの慣習に必ず従わなければいけません どんな慣習になっているのか知らない時には、尋ねてみましょう。  
□長期にわたってメールをチェックできない時には、脱退するか「nomail」オプションを設定する (それが使用できる時)事を考慮しましょう。  
□一つのメッセージを複数のメーリングリストに投稿するとき、特にそのリストがお互いに密接な 関係にある時には、クロスポスト(重複)することについて謝罪しておきましょう。  
□質問をした時には必ずサマリ(summary;概要)を投稿しましょう。そのときには受け取った メッセージの束を送るのではなく、正しく要約して送りましょう。  
□メーリングリストの中には私的なものもあります。これらの招かれていないメーリングリストに メールを送ってはいけません。私的なメーリングリストから届いたメールを、対象外の人々に 広報(転送)してはいけません。  
□あなたが論争に捕まった場合には、書き手の人格ではなく、書いてある内容に 議論を集中する様に保ちましょう。  

3.1.3 ネットニュースのガイドライン

ネットニュースは、人々が特定の関心を持つ話題について交流する事ができる地球的規模の 配信システムです。複数の分類(ヒエラルキー=階層;{トップグループ})に分割されており 主要なものは以下の通りです。  

 
sci 科学関連の議論
comp コンピュータ関連の議論
news ネットニュース自体に集中した議論の場
rec レクリエーション活動
soc 社会間係
talk 息の長い決して終わらない議論
biz ビジネス関係の議論
alt 代替の階層

 

Altの命名は、あるaltグループを作る事が、その階層の他の部分でグループを作るのと同じ 手続きを踏んでいない事から名付けられています。その他、地域的な階層もあればBionetのような 広く配送されている階層もあり、あなたの職場にも独自のグループがあるかもしれません。 最近「humanities(人間性)」階層が追加されましたが、今後もさらに追加されていくでしょう  
□ネットニュース用語の中で「投稿(Posting)」は、1つの新しい記事を1つのグループに投稿する事 または他の誰かが投稿した記事に返答する事(フォロー)を意味します。 「クロスポスト」とは、1つのメッセージを複数のグループに投稿する事です。 あなたがあるグループにクロスポストを紹介したり、記事のヘッダに「Follownp-To」を指定する時に 読者を警告しましょう。読者は大抵の場合、そのメッセージが特定の1グループに投稿され フォローはそのグループ内に掲載されるものだと考えています。 ヘッダ情報でこの動作を変更できます。  
□返答を投稿する前に、進行中の議論を全て(スレッド<糸>と呼びます)に目を通しましょう。 前の投稿に賛成だということに限定された内容の「Me Too」メッセージに投稿する事は避けましょう フォローアップ記事は、引用された内容を発展させたものでなければなりません。  
□ある質問への回答を1人の人だけに与える場合にはメールを送りましょう。 ニュースは世界規模で配信され、個人的な返答には全世界がまったく関心を持たない事を 覚えておきましょう。しかし、何かのニュースグループの参加者が関心を持ちそうな記事の場合には 投稿するのをためらってはいけません。  
□記事ヘッダ「Distribution(配送範囲)部を点検しましょう。しかし、それに頼ってはいけません。 News配送の複雑な方法の為、Distributionヘッダは、当てにならないものになってしまいます。 しかし、限定された読者が関心を持ちそうな記事をあなたが出す場合には、あなたの投稿の配信が それらの人々に限定される様に、配送範囲指定行を使いましょう。たとえば、ニュージャージー州の 読者だけが関心のありそうな記事を出すには、Distrbutionに「nj」を指定します。  
□もし、ある記事が複数のニュースグループの関心の範囲にあるものと感じたら それぞれのニュースグループに個別に投稿する「マルチポスト」ではなく、必ずクロスポストに しましょう。一般にそれを正当化できるほど似通った関心を持つニュースグループの数は おそらく5・6グループにすぎません。  
□質問を投稿する前に、文献資料(コンピュータ・マニュアル、ヘルプファイル)を使う事を 検討しましょう。答えが他の方法で簡単に手に入る質問をニュースグループに尋ねると RTFM(read the fine manual : 良いマニュアルを読め)という不機嫌な回答が返ってきます。  
□広告行為を歓迎するニュースグループもありますが、一般には話題に関係無い商品を 広告する事は、犯罪以外のなにものでもない事とみなされます。広告をあらゆるニュースグループに それぞれ送る事は、ほとんど確実にあなたのインターネットアクセス権を剥奪される事になります。  
□もし、自分の投稿に誤りを発見したら、出来るだけ早くその記事をキャンセルしましょう。  
□自分の書いた記事以外の記事をキャンセルする事は絶対にしてはいけません。 自分の記事をキャンセルする方法が分からなかったり、チェーンレターのおうにキャンセルする記事 を発見した場合は、あなたの組織の管理者に連絡をとりましょう。  
□あなたが何かを投稿した後で、即座にそれを見つける事が出来ない場合でも 投稿に失敗したのだと思い込んだり、再投稿してはいけません。  
□いくつかのニュースグループでは、他の状況では疑問を感じる内容の投稿を許して (いくつかのグループでは歓迎して)います。それでもまだ、あなた以外の全ての読者が あなたと同様に適切な投稿だと思ってくれる保証はありません。読者を怒らせるのを避ける為には ローテートーユーティリティ(記事の中の全部の文字を13文字ずらしてくれる)を使いましょう。  
□映画、または本について議論するグループでは、作品の内容を暴露する投稿に 「スポイラー:Spoilers(ネタばらし)」という目印を付ける事が必須とされています。サブジェクトに Spoilersという語(内容を暴露しているという注記)をつけましょう。 内容が目に触れないように、あなたの記事の始めに空行をいれるとか、ローデート(反転)などを しておいても構いません。  
□ニュース記事を偽造する事は、一般に非難される行為です。自分自身を偽造から守る為に アメリカのPGPのような変造を検出する「指紋」を生成する事が大切です。  
□匿名サーバーを経由して投稿する事は、あるニュースグループでは許容される事もありますが、 その他大勢では嫌われています。個人名を明かして投稿するのが不適当な記事は 匿名で投稿する時にも不適当なものです。  
□モデレートされた(検閲を受ける)グループに投稿する時には、いくらか送れて掲載される事を 了承しておきましょう。議長(モデレータ)は、あなたの記事のサブジェクト(題名)を 特定のスレッドにふさわしいように変更する事もあります。  
□フレーム戦争(感情的論争)に巻き込まれてはいけません。火のつきやすい記事は 投稿する事も、それに返答する事もしてはいけません。    

3.2 管理者のガイドライン

3.2.1 一般的問題


□ネットニュースへの参加、およびメーリングリストへの参加に関するあなたのサイトの 方針を全て明示しましょう。  
□ニュースグループとメーリングリストへの投稿に関して .sig (特定話題グループ)で 否定される利用法も含めて、あなたのサイトの方針を全て明示しましょう。  
□アーカイブ方針を明示し、広報しましょう(記事の保管期間の長さは?)  
□あなたの利用者に関する告発は、早急にそして寛大な心で調査しましょう。  
□なたのシステムの健康状態を必ず監視しましょう。  
□システムログの保存期間について考え、ログ記録に関する方針を広報しましょう。    

3.2.2 メーリングリスト


□メーリングリストは「跳ね返りメール」問題を避ける為に最新を保ちましょう。  
□問題が起きたときは、メーリングリスト責任者を手助けしましょう。  
□メーリングリストの申し込みと管理の為に「-request」エイリアスは 必ずもたせるように設定しましょう。  
□全てのメールゲートウェイが円滑に稼動している事を確認しましょう。    

3.2.3 ネットニュース


□あなたが購読しているニュースフィードの性質を広報しましょう。もし、あなたが全てのフィードを 購読しているのではない時には、人々はなぜ購読していないのかが知りたくなるかもしれません。  
□クライアントのニュースリーダーソフトが多用な為、クライアント側の問題なのに ニュースサーバーが非難される事がありえることに気をつけましょう。  
□利用者から自分の記事のキャンセルや、チェーンレターのような不正な記事のキャンセルを 求められた時は、直ちに最優先で対応してあげましょう。  
□「Usenet」 「Nwtnews」 「News」という名前をエイリアスしておき、これらに宛てたメールを 誰かが確実に読むようにしておきましょう。    

3.3 (Moderator)のガイドライン

3.3.1 一般的なガイドライン


□あなたの Frequently Asked Questions (FAQ:よく聞かれる質問と答え)が必ず定期的に 投稿されるようにしておきましょう。記事/メッセージについてのあなたの方針を含めましょう。 あなたがFAQの管理者ではない場合には、彼らが確実にそうするようにしましょう。  
□参加申請と脱退申請の方針を明記した、良い歓迎メッセージを必ず用意しましょう。  
□ニュースグループは、独自の憲章(チャーター)/ガイドラインを定期的に掲示させましょう。  
□メーリングリストとニュースグループは最新に保ちましょう。的宣に応じたメッセージを投稿しましょう あなたが休暇の時などは代理人を指名しましょう。  

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